先日「コレド室町テラス」の「あげづき」を訪問した際に、「あげづき」と同じフロアで見かけたハンバーガーレストランを訪問。
そのハンバーガーレストランがこちら。
「AURORA Burger(オーロラバーガー)」。
「AURORA Burger(オーロラバーガー)」はショッピングモールなどでおなじみの「牛しゃぶ牛すき食べ放題 但馬屋」を手がける株式会社ヒロシステムによる新業態レストラン。
現在は博多とここ日本橋、2店舗での展開となります。
まずは前菜がわりにこちら。
ほどよくじゃがいも感を残した味わい、悪くないですね。
「AURORA Burger」のハンバーガーにはフライドポテトなどサイドディッシュはセットされていないのでこちらも追加。
ハンバーガーにはフライドポテトかオニオンリング、付けたくなりませんか?
そしてお待ちかねのハンバーガー。
ガッツリ行ってみましたよ(笑)。
「AURORA Burger」のハンバーガーのパティに使用される牛肉はアメリカ産のオーロラビーフ。
このオーロラビーフとは種や産地を特定する名称ではなく、アメリカのミートパッカー(精肉業者)であるオーロラパッキングカンパニーが手がける牛肉のことを指すようです。
このダブルバーガー、なかなかのパティの分厚さにまず目を奪われます。
粗挽きのオーロラビーフの食感と赤身の味わいはハンバーガー好きにはたまらないもの。
味わいは肉のテイストを前面に押し出したシンプルなもの。
ハンバーガーにはゴテゴテしたソースは不要と考えるぼく的には歓迎すべきポイントです。
ただしこの日はちょっとパティに火が入りすぎていたようで、かなりパサついた印象だったのが残念でした。
そしてこちらはちょっとテイストを変えてチーズバーガー。
パティのパサついた食感はチーズバーガーにおいても同様なのですが、チーズがあるおかげでパティの欠点がマスキングされてこちらのほうが全体のまとまりは良いかもしれません。
今後の改善に期待、ですね。
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・店名 AURORA Burger
・住所 東京都日本橋室町3-2-1
COREDO室町テラス 1階
・電話 050-5597-7776
・備考 特になし。
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気持ちよく晴れ渡った土曜日。
いつもより豪華なランチを頂きに五反田へ。
五反田、と聞くとぼくなどはついつい五反田駅前の猥雑な街並みを思い浮かべてしまうのですが、実は少し駅から離れれば高級住宅街として知られる「城南五山」のうちのふたつ、「島津山」、「池田山」を擁する由緒正しいエリアであります。
この日訪れたのは、駅前の喧騒からは少し距離を置いた東五反田エリアに2014年にオープンしたフレンチレストラン「レストラン メイ」。
店舗はマンションの1階に位置しますが、豊かな緑に彩られたファサードは一軒家レストランのような雰囲気です。
「レストラン メイ」の岩田充弘シェフは名店「モナリザ」でスーシェフを務めた実力派。
クラシカルな趣を大切にしながらもコンテンポラリーな要素を取り入れた「レストラン メイ」の料理は程なくしてこの界隈のグルメたちに知られるところとなり、あっという間に人気レストランに。
この日のランチタイムもほぼ満席。
女性客比率は80%と言ったところ。みなさま島津山・池田山マダムでしょうか。
この日は5,000円の「Menu Déjeuner」を頂きました。
まずはアミューズブーシュとしてトリュフの香るケークサレ。
アミューズは蕪を使ったスープと芝海老のフリット。
前菜のひと皿目はこちら。
舌の上でとろけるような食感の白子の下にはすばらしい厚みのどんこ椎茸。
白子の旨味、椎茸の旨味のマッチングが良いですね。
インカのめざめの甘さを感じるリッチな味わいのソースも美味。
前菜のふた皿目は、濃厚な存在感を発するひと皿目とはガラリと趣を変えて野菜の旨さをダイレクトに楽しむ趣向。
根菜類の味わいの強さが印象的。軽く味付けされた野菜はそのまま頂いても良いですし、ソースを絡めて頂いても美味。
「レストラン メイ」のファサードの緑のような鮮烈な色合いが目を楽しませてくれるひと皿。
しっかりとしたポーションの鰆は、ひと口頂いてみると実に鰆らしい味わいに富んでいて、その力強い味わいを活かすための春菊のソースであることが理解できます。
春菊と言う素材を上手に魚料理に合わせるセンスに岩田シェフのひらめきを感じます。
そしてお待ちかねの肉料理。
これはひとつのコースのなかで、クラシックとモダンのふた通りのテイストを表現するため。
ひと皿目は「クラシック」を表現した料理。
魚料理もそうでしたが、こちらも素材から伝わってくる力強さが印象的。
しっかりした味わいの松坂豚の香ばしさを引き立てるのはまろやかなテイストに仕上げられたシェリービネガーのソース。
ふんだんに添えられたジロール茸などの茸類がこの季節らしい味わいを醸し出します。
そしてこちらが「モダン」のひと皿。
「ロールキャベツ」とは意表を突かれるチョイスですが、この季節にふさわしい温かくこころと身体に沁み入るような滋味深い味わいでした。
デセールは異なるテクスチャの青りんごを何層にも重ねた、一見シンプルに見えて実は手の込んだひと品。
充実のランチの締めくくりにふさわしいステキなデセールでした。
アミューズブーシュからデセールまで、いずれも完成度が高く隙の無い料理の数々は、岩田シェフの確かな技倆を窺い知るに十分なものでした。
これからの季節はジビエもオススメとのことでしたので、ぜひ近いうちに再訪してみたいですね。
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・店名 レストラン メイ
・住所 東京都品川区東五反田2-7-7
エルシア五反田 1階
・電話 03-6409-6039
・備考 特になし。
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この日はひさしぶりに新宿へ。
香港発の点心専門店「添好運(ティム・ホー・ワン)」が日比谷ミッドタウンに日本の一号店を出店してのが2018年の4月。
安くてウマいと言いますのでいちど訪問したいと思ってはいたものの、開店後1年半経ったのに未だに行列が続いていると聞いて躊躇していたのですが、2019年5月にオープンした新宿の2号店はそれほど行列していないとの友人情報で、この日初訪問と相成りました。
ちなみに「添好運(ティム・ホー・ワン)」の日本での運営会社は株式会社WDI。
ウルフギャング・ステーキハウス、エッグスンシングス、サラベスなど数多くの人気レストランを日本で展開するレストランチェーンです。
最近もコレド日本橋テラスに台北の人気レストラン「富錦樹台菜香檳(フージンツリー)」をオープンするなど勢いがありますね。
19時過ぎに「添好運(ティム・ホー・ワン) 新宿サザンテラス店」に到着。
この場所は2006年から2016年末まで「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の日本一号店があった場所ですね。
そう言えば「クリスピー・クリーム・ドーナツ」時代も行列していましたねえ。
ウェイティングは店内、店外合わせて20名弱と言ったところ。
メニューとオーダシートが配布され、店外でオーダを決める仕組みです。
まあ合理的と言えば合理的、どうせ行列して暇を持て余しているだけですからね。
30分ほどで店内に案内されましたが、そこからさらに2階のウェイティングエリアで30分ほど待たされてようやくテーブルへ。
まずは「添好運(ティム・ホー・ワン)」を訪れる人びとが必ずオーダすると言うこちらが運ばれてきました。
サクッとした生地を割ってみるとこんな感じ。
とろりとしたあんが絡んだ叉焼が包まれています。
生地も甘め、あんも甘めでちょっとクドめかなあ。
皮はツルリとした滑らかな食感。薄手の皮は本場感があって良いですね。
味わいは濃いめでわかりやすい味、インパクト重視。
定番の組合せもいっておきましょう。こちらも味は濃いめ。
食べるペースにお構いなく料理は運ばれてきますので、もうこのあたりで狭いテーブルは皿と蒸篭でぎっしり(笑)。
ぼくの好物、大根餅。
大根餅は家によって、店によって味わいや食感がけっこう違っていておもしろいですね。
こちらの大根餅は生地はゆるゆるでクリーミー。
生地の食感はぼくの好みとちょっと違いますが、味わい自体は本場感があって悪くないです。
豆豉の味わいより唐辛子の辛みのほうが勝っている感じですね。
ちょっと油がヘヴィーなので食事の前半に頂いたほうが良いかも。
叉焼などがごろごろ入っていて具沢山。
けっこうこれだけで腹いっぱいになってしまいますね。
このほか頂いたものとしてはこんな感じ。
味わいはいずれもインパクト重視、ちょっと下世話でエネルギッシュなテイスト。
もう少し繊細感が欲しいところではありますが、なにせこれだけ食べてひとり3,000円ちょっと。
このお値段で味わいに難癖つけるのは野暮ってものでしょう。
行列が嫌いなかたは日比谷店より新宿サザンテラス店がオススメ。
テイクアウト専門のカウンターもありますので、お急ぎのかたはテイクアウトでどうぞ。
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・住所 東京都渋谷区代々木2-2-2
・電話 03-6304-2861
・備考 個室は予約可能です(別途室料がかかります)。
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三連休の最終日はちょっと豪華なランチを楽しみに汐留へ。
訪問したのは汐留シティセンタービル最上階、42階の…。
「Prime 42 by NEBRASKA FARMS」はアメリカのネブラスカ州とのタイアップにより、ネブラスカ州から届く最高級のアメリカンビーフを比較的リーズナブルなプライスで楽しめるステーキハウス。
実は「Prime 42 by NEBRASKA FARMS」の運営会社は「株式会社ペッパーフードサービス」。
「ペッパーランチ」、「いきなりステーキ」と言ったお手頃な価格帯のステーキレストランで知られる同社ですが、フラッグシップたる店舗がこの「Prime 42 by NEBRASKA FARMS」と言ったところでしょうか。
エントランスからバーエリアを抜け広いダイニングスペースへ。
窓からは銀座方面が一望できます。
いやー気持ち良いなあ。
ちなみにGoogleで「プライム42」と検索するとサジェスチョンで「プライム42 プロポーズ」と出てきます(笑)。
ぼくもプロポーズの際のお店選びの候補に入れておきたいと思います(笑)。
ランチにはサラダとデザートがブッフェスタイルとなるリーズナブルなコース(3,800円〜)も用意されていますが、この日は前菜からデザートまで5皿構成となる「TASTING COURSE」(5,800円)を頂きました。
ひと皿目はスモークサーモンの前菜。
柑橘を使い爽やかな酸味に仕上げたソースで頂きます。
スモークサーモンの上には「フィヨルドルビー」と言うステキな愛称を持つ鱒の卵、チーズのピュレ、ライムのジュレ。
前菜の二品目はマッシュルームのポタージュ。
エスプーマにはトリュフが散らされ芳しい香り。
魚料理は黒ムツのポワレ。
ソースには秋茄子とオリーブ。
そして本日のクライマックス。
アンガスビーフのサーロインステーキ。
アンガスビーフと言えばアメリカンビーフの代名詞的存在ですが、そもそもアンガスビーフの「アンガス」とはこの種の原産地であるスコットランドのアンガス州のこと。
そしてスコットランドのアンガス州の近い気候風土なのがアメリカはネブラスカ州。
そのようなわけでネブラスカ州では良質なアンガスビーフの一大産地となっているそうです。
「Prime 42 by NEBRASKA FARMS」のステーキに使われるビーフは「グレーターオマハ社」のプライムビーフ。
店内の熟成庫で最適な熟成をかけ、チャコールグリルで焼き上げます。
それではさっそく頂いてみましょう。
それほど強い熟成香は感じられませんが、噛みしめるごとに染み出す赤身の強い味わいはアンガスビーフならでは。
焼き加減はオススメのミディアムレアでお願いしましたが、この日はやや火入れが強い印象でした。
ジューシーさに欠けるきらいがあった点は少し残念でしたが、ビーフ自体は上等で食べ応えがあります。
デザートはモンブランと、カカオを使った薄手の生地で包んだアイスクリーム。
ビジュアルも可憐で良いデザートでした。
ランチタイムの明るく清々しい雰囲気もステキでしたが、夜景を楽しみながらディナーを頂くのも良いかもしれませんね。
このロケーション、雰囲気に対して料理のお値段は比較的リーズナブルかも。
都会的な雰囲気を楽しみつつ、上質なアメリカンビーフを堪能できるステーキハウスです。
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・店名 Prime 42 by NEBRASKA FARMS
・住所 東京都港区東新橋1-5-2
汐留シティーセンタービル 42階
・電話 03-6264-5151
・備考 特になし。
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この日はにくの会で高田馬場へ。
訪問したのは5月以来2回目の訪問となるこちらのお店。
「たれ山」。
暖簾の「焼肉とご飯」と言うキャッチフレーズが良いですね。実に良い。
「たれ山」の名物はその店名の通り「たれ」で頂く焼肉。
その「たれ」はよく口にする醤油ベースのものではなく、数十種類の食材を調合したオリジナルの「味噌だれ」。
前回訪問した際には、その独創的な「味噌だれ」のお味もさることながら、それぞれのメニューに使われている肉の上質さ、またその肉質に比してお値打ちとも言えるリーズナブルなお値段に大満足でした。
前菜にはこちら。
もやしでとった出汁にしゃきしゃき感を残したもやしを浸けたさっぱりしたひと品です。
それではさっそく焼きものをご紹介。
前回同様、まずは塩系から攻めてみます。
「上タン」は香り、味わい、ジューシーさ、いずれも上々で美味。
厚めにスライスされた「和牛ハラミ」もハラミらしい味わいが濃厚です。
続いてこちら。
こちらは前回も大好評だった部位です。
前回よりサシは抑えめですが、味わいは上々。
にんにくの香る塩だれ、このタレも肉の風味をじゃませず良い頃合い。
これ、お代わりしたくなっちゃうなあ。
塩系のトリはこちら。
こちらは通常のメニューには載っていないこの日のオススメ。
すばらしい厚みなので、中心まで程よく火を入れつつも焼き過ぎないように気をつけて焼き上げます。
このヒレ、香りがすばらしく芳醇。
味わいも、上品でありながら力強く実に良いヒレでした。
料理の後半はいよいよタレ系です。
たっぷりと味噌だれが絡まったカルビをロースターにのせれば、脂とたれの香ばしい香りのマリアージュ。
そして肉オン・ザ・ライス。
白米最強。
少し脂の強い部位と味噌だれのマッチングも良いですね。
前回は頂かなかったホルモン系も今回はオーダしてみました。
ホルモンと味噌だれのコンビネーションはもちろん鉄板。
「たれ山」、ホルモン系も良いですね。
さんざ白米を頂いたあとでとどめの炭水化物。
「牛トロめし」、これ知らなかったのですが、冷凍したフレーク状の牛肉に海苔や葱などの薬味をのせて頂く十勝地方のソウルフードなんだそうです。
これがまた〆めに最高。
リッチな味わいですが、想像していたよりあっさりとした風味であっという間に完食。
適度に食べて飲んでひとり6,000円足らず。
肉質を考えるとコストパフォーマンスは上々と言えると思います。
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・店名 たれ山
・住所 東京都新宿区高田馬場2-15-3
・電話 03-3204-8989
・備考 特になし。
・参考記事 2019年05月30日「高田馬場 たれ山」
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