この日はせっかくの休日だと言うのに雨が降ったり止んだりで遠出をする気にもなれず、近場でランチを済ませることに。
鬱陶しい天気を忘れさせてくれるような、なにかパンチの効いたものを食べたいと思い、向かったのは品川駅の高輪口。
お目当はこちら。
駅を出て目の前に見える「SHINAGAWA GOOS」…ぼくたちの世代にとっては「ホテルパシフィック東京」と言う昔の名前のほうが馴染みがありますね…の前庭に建つコロニアル様式のエキゾチックな風情のある洋館。
「シンガポール・シーフード・リパブリック」はシンガポールの「パームビーチシーフードレストラン」、「トンロック レストラン」、「シーフードインターナショナルマーケット&レストラン」、「ジャンボ シーフードレストラン」と言う4つの人気レストランが集結して日本国内に展開する「シンガポール政府公認」のシンガポール料理を楽しめるレストラン。
「シンガポール政府公認」だけあって、本場の料理に詳しいかたに訊いても、けっこう現地の料理の雰囲気を再現していると言っておりました。
テーブルにはメニューブックは置かれておらず、おのおのQRコードを読み取って自分のスマートフォンでメニューを読むスタイル。
今どきですねえ。
しかしQRコードのリンク先は単にメニューブックをPDFドキュメントにしたものなので、スマートフォンで読むのはちょっと面倒(笑)。
このあたりは要改善と言うか、過渡期ならではの問題点と言った感じですね。
前にランチで頂いた「肉骨茶(バクテー)」がウマかったと言う記憶があったので、メニューから探したのですが、現在はラインナップされていない模様。
そこで本日は趣向を変えてシーフードで。まあそもそもシーフードレストランですしね。
蒸しあげられたごろっと立派な大きさのブラックタイガーをフライドガーリックのソースで頂きます。
海老はプリプリした身に旨味と甘味がぎゅっと凝縮されていてなかなかの美味。
そしてパンチの効いたフライドガーリックソース。
ちょっと濃いめの味わいですが、このソースも食欲をそそるテイスト。
「スチームプラウン」のお供にはスタッフのオススメでこちらも。
フライドガーリックのソースがちょっとオイリーなので、個人的には揚げパンより蒸しパンかジャスミンライスの方がマッチングが良いような気がしましたが、揚げパン自体はウマいです。
味わいは上等ですが、ボリューム感はこれだけだとちょっと不足気味。
もうひと品くらい麺類などを頂くくらいでちょうど良いかも。
ランチに関しては前に比べてちょっとコストパフォーマンスが落ちた感じです。
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・住所 東京都港区高輪3-13-3
シナガワグース前庭
・電話 03-5449-8080
・備考 特になし。
・参考記事 2016年01月11日「品川 シンガポール・シーフード・リパブリック 品川」
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この日は大崎で用事を済ませた後で、目黒川沿いを散歩しながら五反田へ。
歩いていると意外に蒸し暑かったりしますが、そこここから虫の声が聞こえてきて秋の気配を感じます。
向かったのは五反田駅からソニー通りを進み、城南五山(池田山、御殿山、島津山、花房山、八つ山)のうちのひとつ、島津山と呼ばれるエリアのなかにひっそりと佇むこちら。
「7025 フランクリン・アベニュー」。
もともとは住宅だったと言う一軒家をレストランに仕立てたと言う建物は島津山の通りに溶け込みつつも、オーナが修行したと言うアメリカ西海岸の風を感じさせるステキな佇まい。
窓からこぼれる暖かな灯りも雰囲気があります。
お隣さんはこちらも名店の誉れ高い「ヌキテパ」ですね。
階段を上がりダイニングへ。
このダイニングの雰囲気も実に良いのです。
裏庭に面したテラスもありますのでランチタイムにはそちらも良さそうですね。
ドリンクはこちらを。
いや、正直、ひとりだったらまずオーダしませんね。だって高いもん(笑)。
しかし「7025 フランクリン・アベニュー」の常連である友人がぜひ、とオススメするので飲んでみました。
ミルクシェーキなんて飲むの、なん年振りって言うか、下手したら十なん年ぶり?って感じです。
このミルクシェーキ、確かにウマいことはウマい。
濃厚でいて、それでいて必要以上に重すぎない。
グラスが大きいので、こんなに飲めるかな?と思ったのですが、いえいえ、軽く完飲。ただしカロリーは知りません(笑)。
そしてこの夜のハンバーガー。
ハンバーガー類のポーションはパディのサイズで3種類から選ぶことができます。
Medium
Large
Ex.
112g
149g
225g
(1/4 pound)
(1/3 pound)
(Half pound)
ちなみにアボカドバーガーでHalf poundの「Ex.」にするとお値段は1,980円。こんどミルクシェーキは自粛して「Ex.」にしてみよう(笑)。
実は「7025 フランクリン・アベニュー」でハンバーガーを頂くのは2回目。
最初に訪問したのはいまから9年前、2011年。
そのころはちょうど「グルメバーガー」なんて言葉がはやりだした時代で、ぼくもあちこちの新興ハンバーガーショップに行ってはハンバーガーにかぶりついていました。
その当時の記憶を紐解くと、「7025 フランクリン・アベニュー」のハンバーガーの印象は、誤解を恐れずに書くならば、割と「普通」だったのです。
いや、もちろん当時から「7025 フランクリン・アベニュー」のハンバーガーは上等でウマかったのですが、その頃の新興グルメバーガーたちは、こぞってパティは●●の牛肉を使用、とか、バンズは〇〇に依頼した特注品、とか、声高に彼らの独自のこだわりを謳っていて、そのなかで「7025 フランクリン・アベニュー」はアンダーステートメントと言いますか、素材や製法をことさらに主張することなく、清々しいくらいの素っ気なさだったのです。
ちょっと言い訳っぽくなってしまいますが、そんなわけで、当時は華やかな新興組のグルメバーガーに目を奪われがちで「7025 フランクリン・アベニュー」のハンバーガーがあまり印象に残らなかったのかもしれません。
しかし、この夜、ほんとうにひさしぶりに頂いた「7025 フランクリン・アベニュー」のハンバーガーは、実に、しみじみウマいハンバーガーでした。
テーブルに運ばれたハンバーガーから立ち上る、えも言われぬ香ばしい肉の香り。
そしてフレッシュ感のあるレタスやオニオン、具材を包み込むバンズのしっとり感とふんわり感のバランス。
いずれの要素も高水準です。
吟味された素材を使って丁寧に作られたハンバーガーはここまで上等な料理になると言う良いお手本ですね。
おとなが食べて満足できる、本物のハンバーガーが食べたくなったら「7025 フランクリン・アベニュー」、オススメです。
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・店名 7025 フランクリン・アベニュー
・住所 東京都品川区東五反田3-15-18
・電話 03-3441-5028
・備考 特になし。
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この日は仕事帰りに銀座で夕飯。
特にあてもなくふらふらと銀座の街を歩いていたのですが、あまりの蒸し暑さにたまたま目についたこちらのレストランに避難することに。
場所は歌舞伎座裏手、昔は木挽町と言われたエリアの一角。
まだまだひと通りが寂しい銀座界隈、扉を開けたら誰もいなかった、なんて感じだったらどうしよう(実際5月6月なんてそんな感じの飲食店、多かったですからね)…と思いつつ入店したのですが、店内はなかなかの賑わい。
まあ賑わっているのはめでたい限りなのですが、ちょっと気になったのは今どきありえないくらいの紫煙。
オリンピックは延期になってしまいましたが、受動喫煙防止条例だけは予定通りちゃんと施行してほしいものです。
東京にも「台湾料理店」を名乗る店が多少はありますが、ぼくの経験ではそのほとんどが「なんちゃって」台湾料理店。
メニューを隅から隅まで読んでも、台湾料理ってどこに書いてあるの?ってな感じだったりすることが多いんですよね。
で、こちらの「巧匠」。
メニューを眺めると堂々と「担担麺」とか書いてあってちょっと笑ってしまうのですが、それなりに台湾料理もラインナップされています。
それにしても、280円って安くないですか?昭和通りの向こう側、とは言え、いちおう銀座アドレスでこの値段ってびっくり。
味わいはナチュラルで悪くないです。
「チョンファン(腸粉)」は米粉から作られる滑らかな皮で肉類や魚介類を具材として包んだ点心。
広東発祥の料理ですが台湾でも良く見かけますね。
この「エビ蒸しチョンファン」、ボリュームの割にこれも安い。360円。
しかし、味わいは大味と言うかなんと言うか、あまり味わったことのない不思議なテイスト。
それに皮がぼってりと分厚くて、本場の印象とはかけ離れたひと品。
大根餅が良かっただけに残念。
麺類はこちらをチョイス。
台湾ではどちらかと言うと「焼き」より「汁」のビーフンがポピュラーなのですが、日本の台湾料理店ではだいたい焼きビーフンですね。
こちらのビーフン、味わいがだいぶジャンキー。
ニラの香りも強いですし、まあ良く言えばパワフル、悪く言うとちょっと品が無い、と言うか。
本場のビーフンのように、油の香ばしさで食べさせると言った趣はありません。
ひと口ふた口頂く分にはこれはこれでアリかな?と思えないこともないのですが、食べ進むとやはりこの味わいがしつこく感じられてきてしまいますね。
銀座としてはかなりお安めの価格帯、本格的な台湾料理を期待すると肩透かしを喰らいますが、中華居酒屋と思って利用すれば悪くないかも。です。
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・店名 巧匠 銀座店
・住所 東京都中央区銀座3-14-10
第一恒産ビル 地下1階
・電話 03-3546-2777
・備考 特になし。
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