この日はちょっとした用事を済ませた後で田町へ。
前から気になっていたとんかつ屋さんがあるので、けっこうな本降りのなかお店に向かったのですが「臨時休業」の貼紙が。残念。
それならばひさしぶりに「マンチズバーガーシャック」でハンバーガーでも頂きますか、と行先変更して向かった芝商店街。
そう言えば「マンチズバーガーシャック」のハンバーガー、2019年の訪日の際にトランプ大統領が食べたと言うことで話題になってましたね。彼の感想を聞いてみたいものです。
すっかり気持ちはハンバーガーモードになっていたのですが、もう少しで「マンチズバーガーシャック」に到着、と言うあたりでこんなお店を発見。
「豚丼じゅじゅ庵」。
ハンバーガーも食べたいが…豚丼には一家言持つオレ、このお店をスルーするわけにはいきません。
何の事前情報も無く店に飛び込んだのですが、グルメサイトで検索するとオープンは2017年。
何度もこの前を通っているはずなんだけど、気がつかなかったな。
オーダは入口の券売機で。
ぼく、脳の処理能力が低いせいか、この手の券売機でまごまごするタイプです(笑)。
えーと、まずタレが「しょうゆ」、「しょうが」、「にんにく」の3種類ね。
で、サイズが「並」、「大」、「特」の3種類ね。
お。「特選ロース豚丼」ってのもあるのね?
ここは迷わず特選だよね。
そしてお待ちかねの豚丼。
「丼」だけど「特選」だとお重なのですね。
お重からはみ出す豚ロース。ビジュアルが良いですね。
味付けは癖なく万人向けとスタッフが教えてくれた「しょうゆ」で。
「相模豚」のロースをまずはひと口。
おお。これは本場感ありますよ。
食欲を刺激する、燻された甘辛の醤油風味。
豚肉自体の味わいもしっかりあります。
若かりしころ8年ほど北海道に住んでいたぼくにとって、豚丼は想い出の味。
しかし、関東で食べることのできる豚丼は、そのほとんどが適当なアレンジが加えられてオリジナルの豚丼の姿とはかけ離れたものなのです。
そう言う豚丼を食べたひとが、豚丼ってべつにウマいものじゃないよね、なんて思ってしまったら、それは残念なことだと思うのです。
そんな豚丼マニアのぼくが唯一認める、関東で食べられる本場感のある豚丼屋が、厚木や伊勢原の神奈川エリアで店舗を展開する「なまらうまいっしょ」。だったのですが、今日からは「なまらうまいっしょ」に加えてこの「豚丼じゅじゅ庵」もオレ認定リストに加えたいと思います。
田町付近で(ちょっと駅から遠いですけど)がっつり豚肉を食べたい時にオススメ。
次回は違う風味の豚丼も試してみたいと思います。
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・店名 豚丼じゅじゅ庵
・住所 東京都港区芝2-27-15
・電話 03-6809-6044
・備考 曜日によって営業時間が異なりますのでご注意を。
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この日は大崎で1件打合せを済ませ、その足で大井町に向かって夕飯。
金曜日の夜と言うこともあってか、大井町の人出は感覚的には自粛前と変わらない印象。
飲食店はどこも混み合っていますね。
暇だったのでふらふらと路地裏や商店街の飲食店を覗き見していたのですが、その途中で見つけたのがこの看板。
「ひとり焼肉
はじめました。」
自粛開け一発目の外食はとんかつでしたが、第二弾は焼肉。
うん、悪くない。実に悪くないね。
それでは入ってみましょう。この夜のお店は大井町駅から徒歩1分、商店街のなかの「やきにく 萬舌(まんたん)」。
「やきにく 萬舌」は「牛タン焼肉の最高峰をめざす」と言う意気込みのもと牛タンにこだわりぬく焼肉レストラン。
「萬舌」とは「舌を扱うプロフェッショナル=『萬や(よろずや)』」の意なんだそうで。
店内は適度に照明が落とされたシックな雰囲気。
古民家に使われていた木材を使ったインテリアはスタイリッシュですが温もりを感じさせる仕上がりです。
さて。冒頭の「ひとり焼肉 はじめました。」と言う看板ですが。
ひとり焼肉のハードルはふたつ有って、ひとつは他人の目が気になると言う点ですね。
カフェならひとりでも良いけど、ひとりで焼肉はちょっと寂しいひとみたいで。と言うかたは多いと思います。
個人的にはこの点はあまり気になりません。みんな他人の目気にし過ぎっす。
で、もうひとつのハードルは料理のポーションですね。
タンも頂いて、赤身も頂いて、ちょっとこってりしたところも行っちゃう?なんて考えていても、ひとりではそこまでの量は必要ありませんし、そんなに何種類もオーダしているとお財布にも優しくない。
そこで嬉しいのはこちらのお店のような「おひとり様セット」の用意。
「やきにく 萬舌」ではアラカルトメニューにも「やきにく寄せ」なる盛合せメニューにもおひとり様メニューが用意されていますが、今回はお手軽に3種類の部位が頂ける「やきにく寄せ」にしてみました。
「やきにく寄せ」は「壱番」(1,250円)から「伍番」(1,950円)まで部位の違いによって5種類ありますが、牛タンが名物の「やきにく 萬舌」なので牛タンが入っているメニューをチョイス。
「四番」の盛合せは「シャトーブリたん上々」と「ロース」、「カルビ」の盛合せになります。
この上の「伍番」(1,950円)ですと「シャトーブリたん頂上」になりさらに肉厚のタンになりますが、この「上々」でもなかなかの厚みと味わい。
「ロース」と「カルビ」は3枚ずつ。
ボリューム的にはおひとり様の夕飯にちょうど良いくらいでしょうか。
もう少しもみダレで味を濃くしても良いかな、と思いましたが、肉質は上々。
そして肉にはご飯。
ご飯は大・中・小とサイズが選べますが、この写真は「中」。育ち盛りのかたは迷わず「大」ですね。
おひとり様でもいろいろな部位を楽しめて、かつお値段、味わい良好。
次回は「シャトーブリたん頂上」を試してみたいと思います。
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・店名 やきにく 萬舌
・住所 東京都品川区東大井5-15-1
大里ビル 1階・2階
・電話 03-6712-8809
・備考 特になし。
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まだまだ予断を許さぬ状況ではありますが、緊急事態宣言も明けたので昨日はひさしぶりに外食を楽しむことにしたのです。
なにを食べるか決めずにふらっと自転車で六本木〜麻布十番方面へ。
そう言えば六本木ヒルズの「豚組食堂」、お店新しくなったんだよな。
久しぶりの外食にとんかつなんて良いな。
「豚組食堂」も良いけど、そうだ、久しぶりにあそこ、行ってみよう。
訪れたのは仙台坂下、「スーパーナニワヤ」ご近所の「とんかつ都」。
「とんかつ都」は食肉卸売業やレストラン事業を展開する「肉の石川」グループが経営母体。
まだオープンして数年ほどですが、麻布十番界隈のグルメを唸らせるハイレベルなとんかつが楽しめる店としてすっかり人気店として定着しているようです。
この日もランチタイムとしてはかなり遅めの時間帯でしたが、それでも多くのお客さんで賑わっていました。
麻布十番在住のグルメな方から、普通のとんかつだけではなく「かつ煮」もウマいと言う情報を教えて頂いていたので「かつ煮」も良いな、と思っていたのですが、メニューを眺めているうちにやはりオーソドックスなロースかつが食べたくなり、こちらをオーダ。
上ロースカツは厚切り250gのポーション。
使用している豚肉は日によって産地が変わるそうですが、この日は群馬県産の井上ファームのものでした。
ロースかつはご覧の通り素晴らしい厚み。
ちょっともったいないくらいに脂身を削ぎ落としてから揚げるので、脂身は薄めです。
火は芯まで通っていますが、肉質はしっとりとした潤いがあり、かつきめ細やか。
前回訪問時に頂いたときも感じましたが、実にすっきりとした風味が「とんかつ都」のとんかつの特徴。
12時間発酵のパン粉を使った衣は非常に薄く、また菜種油で揚げられているので、最後のひと切れまで軽やかな印象が続きます。
とんかつは好きだけど、ロースかつはちょっと重たくて、と言う方にぜひ試して頂きたいロースかつですね。
麻布十番らしい洗練されたとんかつに大満足でした。
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・店名 とんかつ都
・住所 東京都港区麻布十番3-9-6
スバルMビル 1階
・電話 03-3453-2929
・備考 特になし。
・参考記事 2018年09月08日「麻布十番 とんかつ都」
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