この日は昼すぎに銀座に予定が有り、それならば、と言うわけでちょっと行ってみたかったしゃぶしゃぶ屋さんへ。
なんでもランチでは和牛のお重がリーズナブルに楽しめると聞いて馳せ参じたのですが、正午過ぎたばかりと言うのにすでに店に通じる通路には長蛇の列。
基本ヒマ人のぼくですが、こんな行列に付き合っていてはさすがにこの後の予定に響きますので、泣く泣く和牛は諦め別の店を探すことにしたのです。
とりあえず近場のイグジットメルサのレストランフロアでランチが食べられそうなお店を探し、この日のランチは7階の「ロシア料理レストラン ロゴスキー」で頂くことにしたのです。
「ロシア料理レストラン ロゴスキー」と言えば、日本最古のロシア料理レストラン。と言うことくらいはぼくも知っていたのですが、実は訪問するのはこれが初めて。
開業は1951年、ことしでなんと創業70周年を迎えた老舗でございます。
この日頂いたのは「シャシリクランチ」(2,600円)。
メインディッシュは「シャシリク」と呼ばれるロシアのバーベキュー料理になります。
手前は鰊のマリネ、真ん中は左からきのこのマリネ、ビーツとジャガイモのサラダ、人参と胡桃のサラダ。
いずれもさっぱりとした素朴な味わいです。
ピロシキは肉、野菜、ゆで卵とひき肉の3種類から選ぶことができます。
ぼくのチョイスは「肉」で。
「ボルシチ」と言っても地方によって調理法、材料の違いによって種々さまざまなバリエーションがあるそうで、こちらはウクライナ式だそうです。
鮮やかな色合いはビーツによるもの。具沢山のスープは牛肉の旨味と野菜の滋味が凝縮されていて、素朴ですが実に味わい深いひと品でした。
そしてこちらがメインディッシュ。
こちらのシャシリクに使われているのは仔羊の肩ロース肉。
野趣あふれるビジュアルですが、熟成をかけた仔羊は柔らかくきめ細やかな肉質。
肉自体の味わいはスッキリとしたもので、羊好きなかたにはちょっと物足りないくらいのあっさり具合ですが、添えられた「アジーカ」と言うコーカサス地方発祥の少し辛いソースと合わせて頂くと、ソースの辛さと野菜由来の甘みが仔羊の肉と相まってなかなか充実感のあるテイストになります。
こちらは食後のドリンク。
世界各国の料理が楽しめる東京でも、なかなかロシア料理を頂く機会と言うのはありません。
たまの変化球には悪くないチョイスですね。
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・店名 ロシア料理レストラン ロゴスキー
・住所 東京都中央区銀座5-7-10
イグジットメルサ 7階
・電話 03-6274-6670
・備考 特になし。
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