この日は仕事で関内へ。
伊勢佐木町あたりで夕飯でも…と思ったものの、このあたり不案内でピンと来る店がなく、東京へ帰ってから夕飯にするか、と思い関内駅から電車に乗ろうとしたそのとき、駅のすぐそばにいかにも老舗と言った趣の天ぷら屋を発見。
それがこちら。
「天吉(てんきち)」。
ね、なかなか風情がありますよね。ちょっと入ってみたくなるような。
「天吉」は明治5年創業、横浜でも屈指の老舗天ぷら店。
現在の建物は戦後の建築だそうですが、いかにも天ぷら屋さんと言った風格があります。
テーブルに着いてからiPhoneで検索して知ったのですが、こちらのお店、かの原由子さんのご実家なんだとか。
天ぷらの前にちょっとしたおつまみを。
さわやかな酢味噌の酸味が良いですね。上等なひと品。
「天吉」は天丼の種類が豊富で、シンプルな天丼(1,100円)から車海老を使った豪華な天吉丼(2,420円)まで9つのバリエーションがあります。
どのメニューも心惹かれますが、この日頂いた天丼はこちら。
かき揚げ、いか、きす、ししとうなどのタネが乗る「濱天丼」は「天吉」の名物。
かき揚げの風味も良く、またたれの味わいも甘すぎず辛すぎずちょうど良い塩梅。
しかし、すべてのタネに共通して言えることですが、衣はややしんなりとした食感。ぼくの好みからすると、天丼と言えど衣はもう少しサクッと軽めに揚がっていてほしいところではあります。
まあそんなちょっとした不満はありましたが、風情のある建物で頂く天ぷらはなかなか乙なもので、悪くない夕飯でございました。
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・店名 天吉
・住所 神奈川県横浜市中区港町2-9
・電話 045-681-2220
・備考 特になし。
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この日はひさしぶりに友人たちと肉を食べに曙橋へ。
曙橋と言えばあそこですよね〜あそこ。
「ヒロミヤ 3号店」。
この日はだいぶ前…確か2年くらい前…に予約していた3号店2階の貸切予約の日だったのです。
2階への入口は建物裏手のこの扉。
普通ここが入口って思わないよねえ(笑)。
急な階段で2階に上がるとお部屋はこんな感じ。
本店と同様ステンレスのそっけないテーブルの上に七輪。
臭いが付いては困る上着やバッグはビニール袋に入れておくシステムですね。
それではさっそく6,500円(税込)コースの始まりです。
コースにはひとり当たり300gの精肉、ホルモン、2時間のドリンク飲み放題、ご飯がセットになっています。
ドリンクやご飯はセルフサービスですが、これはこれでなかなか楽しいですよね。
レバーは火を入れすぎないようにあっさりと火を通し頂きました。
鮮度良く癖ない味わい。
個人的にいつも楽しみにしているタン。
厚切りのタンは気持ちの良い食感とジューシーで旨味の詰まった味わい。
上等なタンでした。
「特選2種盛り」はいつも通りハラミとサシがたっぷり入った部位の盛合せ。
旨味の濃いハラミももちろんウマいのですが…。
圧巻はこちら。
部位は尋ねなかったのですがサシの感じからリブロースあたりでしょうか。
これだけサシが入ると単にしつこい味わいになってしまいがちですが、思いのほか肉自体の味がしっかりとしていて実に美味。ちょっとびっくりでした。
塩で頂く3種盛り。
「カルビ餃子」は初めて目にするメニューでしたが、カルビを大根の千枚漬けで包んで頂くと言う趣向。
そして後半戦のハイライトへ。
大判にスライスされた「炙りロース」はさっと炙るだけで頂きます。
これ、炙られた香ばしいサシの風味に少し甘めのにんにくが効いたたれの味わいが良く合うのです。
ご飯が進みます(笑)。
焼きもののラストは味噌だれで頂く2種盛り。味噌だれの味の強さに負けない肉の旨味があります。
そしてこの日の〆めの料理はこちら。
これ、初めて頂きましたが、実に良かったですね。
焼肉屋さんが作るまぜそば、ふんだんにトッピングされた甘辛の牛肉とキムチの辛さのコンビネーションで、腹いっぱいで苦しいのについつい食べてしまいます。
最近は新規の予約をストップしているそうで、この日も次回の予約は受けてくれなかったので次の訪問がいつになるかわかりませんが、また機会を見つけて訪れてみたいですね。
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・店名 ヒロミヤ 3号店
・住所 東京都新宿区住吉町2-9
・電話 -
・備考 新規予約中止中だそうです。
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