自宅でパエリア

いつもロボットレストランの話題アキバ系の話題といったユルいネタが多い我がLifeTeriaブログ。今夜は少し社会派で。


ディジタルカメラの交換レンズなどを製造するソニーEMCSが、岐阜県の美濃加茂工場を2013年3月で閉鎖すると決めたことがニュースになっていました。派遣・請負契約などの1,850人については契約を更新しないと発表されたことで、地元の雇用確保に何らかの対策は必至と見られています。


このニュースを読んで、ふと思い出したのが日経ビジネス8月20日号に掲載されていた記事。「自国で作ることが文化」と題された、グッチ社長兼CEOのパトリツィオ・ディ・マルコ氏のインタビューです。


記事から引用してみます。


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問 生産拠点をイタリアに置くのも職人技を守るためでしょうか。生産コストを考えると、別の選択肢を検討する必要もあるように感じます。

 

答 グッチが「メード・イン・イタリア」であることは、グッチのDNAであり、我々自身の一部でもあります。「メード・イン・イタリア」ということはそれ自体が文化であり、文化は一夜にして作れるものではありません。日本でも同じことが言えるでしょう。例えば、美しい漆塗りや着物の帯。これらは何十年にもわたって培われた伝統と職人技から生まれたものです。両方とも、その気になれば中国で作ることもできるでしょう。ですが本当に、同じ品質を保てるでしようか。そこに長年培われた文化は宿るでしようか。文化を培うには何十年もかかりますから、ほかの国に置き換えることは難しい。これが「メード・イン・イタリア」にこだわる第1の理由です。(中略)イタリアはフランスと並んで、労働コストが高い。中国へ行けば労働コストを10分の1に抑えることができるでしょう。ただ同時に、あまりにも多くのリスクを抱えることになる。利益を引き上げるために、自分の一部を失い、文化を失い、仕事を海外に輸出することになる。利益を上げたいなら頭を使って効率を高め、サプライヤーと協力すればいい。イタリアから出なくてもそれはできるでしょう。実際、我々はそうしているのですから。(中略)安い労働力を求めて、企業は次々と生産拠点を変えていった。ですが、それは最終的に必ず自国から何かを奪うことになります。最近、米国企業の中には一部の生産拠点を米国に戻す動きが出てきています。企業がどこに生産拠点を置くかということは単に名前と住所だけの問題ではないことが明らかになった。自国に生産拠点を置 くことは、自国の人々に仕事を提供することであり、専門技術や文化を培うことである。それを失うことの意味を、改めて問い直し始めたのでしょう。

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この記事を読んでまさに我が意を得たり、と。

企業の目的は言うまでもなくその存在の持続的発展であり、そのために一定の利益を確保することが企業活動の第一義となるわけですが、もう少し国内の雇用創出についても責任を持つべきではないか、と最近感じます。

もちろん、今やコモディティと化してしまったディジタルカメラと、趣味性の高いファッションブランドを同列に論じることはできませんが、パトリツィオ・ディ・マルコ氏の確固たる信念には強い共感を覚えました。

 

い、日曜日の夜、いかがお過ごしでしょうか。今夜もLifeTeriaブログの時間です。


昨日は友人が簡単においしいパエリアを作れる方法を教えてくれましたので、ご紹介したいと思います。


まずは用意するもの。


 ・米 ・ミックスシーフード ・有頭海老 ・玉葱 ・ピーマン、パプリカなど

 ・オリーブオイル ・塩、胡椒 ・パエリア用シーズニング


ほんとうは白ワイン、ニンニクがあったほうがおいしいのですが省略。鍋はルクルーゼの平鍋を使いましたが、フライパンでもOK。


 1.みじん切りの玉葱を炒めます

 2.シーフード、海老を炒めます

 3.米を炒めます(日本の米の場合、この工程があるほうがパラリと仕上がるそうです)

 4.米に玉葱、シーフードを加えひと炒め、上面に海老やパプリカを配置します

 5.パエリア用シーズニングを加えて煮ます

 6.十分に火が通ったら、鍋のふたを開けて弱火で水分を飛ばします


さ、試食試食…。

お味は…これイケますね!!


思ったより簡単に作れるんですね、パエリア。

これなら料理あまり作ったことない男子でも作れます。ホームパーティとかでこんなの出てきたらカッコいいですね。モテ力アップ間違いなしですよ。


こんどはこれ、ぜひ自分で作れるようになって、モテ力を上げたいですね。