もういい歳なので隠居ポジションでのんびり仕事をさせて頂きたいのですが、ここ数ヶ月若いころのように深夜まで働かさ…いえ、働いていて、なかなかゆっくり夕食を楽しむことができていませんでした。
そこでひさしぶりに友人たちとちょっとウマいものを食べに出かけることにしたのです。
この日のメンバーはことし1月に恵比寿の「P」と言うステーキハウスを訪問したときとほぼ同じ面子。
詳しくはその日のブログをご覧頂きたいのですが、その「P」が稀に見るレベルのがっかりレストランで、その日の別れしなに、そのうちステーキハウス、リベンジしようね?と言い合って帰路に着いたのでした。
と言うことは?と言うことは?
このメンバーで行くならステーキハウスしかないでしょう。
で、訪問したのがこちら。
六本木一丁目、泉ガーデンの「BLT STEAK ROPPONGI」。
ちょうど周年記念で通常は19,500円のTボーンステーキが5,000円OFFになっているのを友人がめざとく見つけてくれたので、いつもよりちょっとお得にTボーンステーキを頂いちゃおうと言う魂胆です。
こちらはBLT名物のポップオーバー。
写真だと大きさが伝わりづらいかもですが、おとなの拳ふたつ分くらいの大きさです。
なんども「BLT STEAK」を訪問しているメンバーから「コレをウマいウマいと調子に乗って食べて、いざステーキが来た時に腹いっぱいでふうふう言いながらステーキを食べる羽目になったヤツをたくさん見てきた」と言う忠告を受けた危険な食べものです。
ぼくですか?
もちろん前菜のタイミングからウマいウマいと食べ進みお代わりまで頂きましたけど(笑)。
前菜は魚介から2種類。
- ジャンボシュリンプ カクテルソース (2,800円)
- マグロのタルタル アボカド、ライム醤油ドレッシング(2,800円)
シュリンプカクテルの海老はなかなかの大きさでしたが、身はちょっと硬めで味わいも凡庸。
でも香りの良いカクテルソース、これは良いですね。
マグロのタルタルはキューブ状に美しく積層されていてなかなかフォトジェニックだったのですが、崩すと普通のタルタルになっちゃいますね(笑)。
前菜はもうひと品。
- ベビーケールと南瓜のサラダ スモーキーセサミドレッシング (1,800円)
サラダは定番のシーザーサラダでも良いかな、と思ったのですが、結果としてはこのサラダが大正解。
ちょっとスモークの風味を付けたドレッシングが良かったです。
そして前菜を食べ終わるとちょうど良いタイミングでステーキが卓上へ。
- Tボーン ドライエイジング 2名様用 (19,500円)
- クリームドスピナッチ(1,400円)
- オニオンリング(1,300円)
Tボーンステーキの焼き加減はミディアムレア。
選べるソースは「レッドワイン」、「ブルーチーズ」、「ペッパーコーン」、「チミチュリ」の4種類。
ドライエイジングされたUSプライムビーフはまずその熟成香で食欲を刺激してくれます。
熟成香を楽しんだあと、まずはサーロインから頂いてみます。
かなりじっくりと熟成を掛けているようで、旨味の凝縮感を感じますね。
火入れの具合も程よく、900℃以上の高音で焼き上げると言う表面はカリッと香ばしく、芯は美しいロゼ色に仕上がっています。
一方フィレはぼく的には少しあっさりし過ぎの印象。サーロインのほうが良かったですね。
あとオニオンリング。
好きは好きなんですけど、こちらのものはちょっと揚がりが重たくて腹に来ますね。
まあぼくがポップオーバー食べ過ぎたと言うこともあるのですが(笑)。
30分前の自分に忠告してやりたいですね、ポップオーバーは食べ過ぎるな、と(笑)。
だいぶ腹いっぱいですが、ここはアメリカ人になった気持ちでデザートもがんばりましょう。
- タルトタタン(1,400円)
- チーズケーキ(1,200円)
タルトタタンが有るなんて良いですね。
デザートはこれぞアメリカン、と言う風情ではなくて、味わいもビジュアルも上品なテイスト、洗練された印象を受けます。
いずれも美味でした。
お支払はTボーンステーキの5,000円OFFが有ったのでひとり2万円弱。
立地、雰囲気、そしてステーキのクオリティを総合するとまずまず満足感の有るプライスではないでしょうか。
そのうちまた例のポップオーバーを食べに伺いたいと思います(笑)。
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