1号と2号が気になる。
Appleのお姉さん「本人確認の為、秘密の質問に答えていただけますか?」
— もも佳 (@GrafinMariza385) 2017年3月15日
私「はい」
お姉さん「子供の頃のニックネームは?」
私「ガ、ガンダムババア3号……」
お姉さん「ガンダムババア3号、ガンダムババア3号ですね」
私「はい」
お姉さん「違いますね」
充実した前菜に続いて、本日のメインディッシュのひと皿目。
千葉県竹岡産の太刀魚を使ったひと品です。
永らく関東に住んでいるのに、不勉強で竹岡と言う地名を知らなかったのですが、内房の漁港で良質な太刀魚が獲れる漁場が近いそうです。
この太刀魚の中に氷室で熟成させ糖度を高めたじゃがいも、そして四万十川の青海苔を抱き込んで、いちど蒸してからローストにすることで、太刀魚らしい香ばしさと、ふんわりとした食感を得ています。
太刀魚とじゃがいものふんわりとした食感と、サクリとした菜花の食感のコントラストも楽しいですね。
添えられたブールブランソースは軽やかですが、スッキリとした爽やかな酸味であざやかに料理の味わいをまとめています。
すばらしい完成度の魚料理の余韻に浸っているぼくたちの前に、次にサーブされたのは岩手県産のホロホロ鳥を使ったひと皿。
香ばしく旨味の強いホロホロ鳥の胸肉の上に、さらにホロホロ鳥のささみにきのこのデュクセルを加えたムースをのせてからパン粉を付けて焼上げると言う技法で仕上げられています。
異なる部位をひとつの料理にすることで、ホロホロ鳥の味わいを余すところなく楽しむことができるひと品。
湯澤シェフならではの力強さと創意に満ちた肉料理です。
ソースはコクのあるマデラ酒にトリュフを加え、芳醇な香りをまとわせています。
満足なディナーを締めくくるデセールのひと品目はホワイトチョコレートのムース。
器の中は鮮やかな赤色と緑色の二層仕立て。
赤色の層はもちろん苺。
緑色の層はなんと「春菊」。
おそるおそる口にすると、春菊らしいえぐみや癖はまったくと言って良いほど感じられず、ほのかに加えられた塩気が苺の甘さを引立てるように仕上げられています。
遊びごころに満ちた楽しいデセールです。
ふた皿目のデセールは焼き立てのチョコレートケーキとヴァニラアイスクリーム。
ビスキュイを割ると、中からは熱々のチョコレートが溢れ出します。
香ばしく、そして濃厚なチョコレートの味わい。
充実感のあるディナーを締めくくるにふさわしい、重厚感のあるデセールでした。
前菜から感じられる繊細さと才気。
魚料理の完成度、そして肉料理の揺るぎない力強さとデセールの意外性。
すばらしいディナーに大満足の一夜となりました。
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・店名 スゥリル
・住所 東京都目黒区青葉台1-15-2
AK-3ビル 2階
・電話 03-5784-2036
・備考 桜の季節は早めの予約を。
・オススメ ☆☆☆☆☆
(5点:大好きなお店!)
・参考記事 2014年12月15日「中目黒 スゥリル(前編)」
2014年12月16日「中目黒 スゥリル(後編)」
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