中目黒 スゥリル(前編)

おじさんちょっと心配です。

そう言えば今日は4月1日なのでした。

さ、今日もこんなネタから。

 

スマホと連携する個人向け簡易魚群探知機「SONA.r Ball」……最大30mの深度を探索

 

ぼくの友人のなかにも、いったいいつ仕事してるの?ってくらい釣りばっかりしているひと、いますけど、そんなハマちゃんスーさんにオススメなのがこの商品。

球形の探知機を水面に浮かべて、深度で最大約30m、直径で最大約15mの範囲をスキャンすることができ、その探索結果はスマートフォンで確認することができるそうです。

探知機とスマートフォンとはBluetoothで接続しているため、船や岸壁からある程度離れた場所の魚群探知ができるかもしれませんが、いかんせん簡易版だけあって探知深度が最大30mという点が物足りないかもしれませんね。

 

はい、4月1日、エイプリルフールもLifeTeriaブログの時間です。

今年の桜は咲き始めから見ごろになるまでが早かったですね。

昨夜は都内でも有数のお花見スポットである中目黒の桜を楽しみつつステキなディナーを楽しんできました。

大混雑の目黒川沿いの人波をかき分け向かったのはぼくの大好きなレストラン、「スゥリル」。

この時期の中目黒界隈、人気レストランのテーブルはまさにプラチナテーブル。

この夜の「スゥリル」もご多分に漏れず、月曜日だというのに満席。早めに予約して正解でした。

 

さて、料理です。

スゥリル」が中目黒のこの地にオープンしたのがあの東日本大震災の直後の2011年の4月。なので、この時期は桜祭りとオープン3周年記念、そして東北復興支援を兼ねたスペシャルコース、7,000円と10,000円、2種類のコースからのチョイスとなります。

料理代金からひとり311円ずつが復興支援のための寄付となるそうです。なるほどステキな取組みですね。

 

せっかくなので昨夜は10,000円のコースを。

 

【アミューズ】

トマトのクレームブリュレと米粉のケークサレ

 

【前菜】

・新玉葱と生雲丹のパルフェ

・グリーンアスパラガスのタルト

 蚫とフォアグラ、トリュフを薫らせて

 

アミューズは小さなクレームブリュレ。

パリッとキャラメリゼされた表面を崩してスプーンですくうのはトマトの香りを湛えたクリーム。意外性が楽しいアミューズです。

そして米粉の食感が楽しいケークサレには桜海老などこの時期ならではの食材が錬り込まれていて、春の宵のどことなく浮き浮きした気分をさらに盛り上げてくれるのです。

 

前菜は二皿の構成です。

まずは一皿目。「新玉葱と生雲丹のパルフェ」。

もう、この前菜で早くもテンションマックスですね。

ガラスの器に満たされた生雲丹と新玉葱のムースのクリーミーな舌触り、新玉葱のシャキッとした食感、牛乳を使ったジュレの弾力、それぞれ異なる食感の楽しさ。

そしてパルフェの頂きには新玉葱の甘さと香りが溶け出すアイスクリーム。仕上げには卵黄を使ったサヴァイヨンソースで彩りとコクを添えて。

うん、すばらしい前菜です。

 

二皿目の前菜は「グリーンアスパラガスのタルト 蚫とフォアグラ、トリュフを薫らせて」。

二品目の前菜には、蚫、フォアグラ、トリュフとスター的な食材が勢揃い。

蚫の滋味、フォアグラの芳醇かつ濃厚な旨み、そしてトリュフの香りをひと皿で楽しめる華やかなひと皿ですが、この料理の主役はやはり、香ばしいタルトに包まれたグリーンアスパラガス。

豪華な食材にまったく負けていないアスパラガスの力強い味わい、香りがとても印象的でした。

 

そうそう、パンについてもひと言。

自家製のパンのひとつ目はクミンの香りが香るユニークなもの。スパイス好きのぼくはこれ、気に入りました。こういった小技が楽しいのもこの「スゥリル」の特徴かもしれません。

 

完成度が高く充実した前菜に大満足。すばらしいディナーの始まりです。

メインディッシュ、デセールはまた明日のブログにてお伝えしたいと思います。