代々木 入(iri)(前編)

これは記者会見前のバージョンですね。

ホントみなさん悪ふざけはたいがいにしておきなさい、ね。

佐村河内氏の騒動で思い出したわけじゃないんですけど、今夜はこんなネタから。

 

小保方騒動でにわかに注目集める 論文自動作成ソフト「SCIgen」とは

 

「SCIgen」と書いて「サイジェン」と発音するらしいんですが、このソフトウェアはマサチューセッツ工科大学(MIT)の学生が作った「全くデタラメな論文を自動生成する」という、このご時世ちょっと笑えないようなソフトウェアなんですよ。

 

「サイジェンのウェブサイトでは、著者の名前を5人まで入力して「Generate」ボタンを押すだけで、適当な論文のでっち上げが体験できる。記者が試しにやってみたところ、『Deconstructing Spreadsheets with PAWNER』という、難しい単語だらけで一見ちゃんとしていそうだが、読んでみるとよく意味のわからない論文ができた。図表や引用もそれらしく出来上がっているのがさすがだ」ということなんですが…。

「これで作成した『デタラメ論文』を『WMSCI 2005』というコンファレンスに提出したら受理されてしまった」というケースもあるらしく、まあいかに論文の緻密な査読が難しいかということがこうしたところからもわかりますね。

…ということで、今日の前説はちょっと「コピペ」を多くしてみました(笑)。

 

はい、コピペは多めですが、画像の使い回しはナシのLifeTeriaブログの時間でございます。

日曜日は来月札幌に帰ってしまう友人の送別会で代々木上原まで。

代々木上原ってあまり知らないエリアなんですけど、こじんまりとしていて、でもとっても雰囲気の良いレストランが多いですね。そんなレストランをぶらぶら覗きつつ向かったのは「入(iri)」。

築60年になる古民家をリノベーションして作られたこのリストランテは以前のブログでもご紹介した渋谷の「ON THE CORNER」などを手がける株式会社パーティカンパニーの手によるプロデュース。

 

古民家ですが、道路に面したファサードには大きなガラス窓をはめ込み古民家にありがちな閉鎖的な雰囲気はありません。

インテリアも低めの梁などに古民家の面影を見いだすことができますが、コンクリートなど無機質な素材をじょうずに使って見事に21世紀の「トーキョー・イタリアン」の風情。

店内の奥にも坪庭が見える窓があるのがいいですね。

 

さて料理のご紹介です。

アラカルトもありますが、この夜はアンティパスト、プリモピアット、セコンドピアット、ドルチェからなる5,800円の「CENA【A】」を。

アンティパスと、セコンド、ドルチェは各自で数種類のメニューからチョイスするプリフィクススタイルですが、プリモピアットだけはグループで2種類のものをセレクトし、各自が2種類のパスタまたはリゾットを楽しめるという趣向です。

 

【ストウッツィキーノ】

・新玉葱のエスプーマ

【アンティパスト】

・軽くスモークしたホタテのタルタル

【プリモピアット(1皿目)】

・ホワイトアスパラのカルボナーラ “タリアテッレ”

 

小さなグラスに入れられたアミューズは舌に媚びるような甘さをもった新玉葱のエスプーマ。この甘さにアクセントを添えるのがエスプーマの上にそっとのせられたビネガーでマリネした玉葱の一片。うん、食欲をそそりますね。

 

アンティパストは…おお。美しいですね。

かわいらしい色彩に囲まれた帆立貝は、帆立貝の風味を壊さないように上品にスモークされてからタルタル状に仕上げられています。

いつも思うんですけど、良い前菜が出てくるお店って、食事の最後までそのテンションが持続するような気がするんです。この前菜も良いコースを予感させてくれるような佳品でした。

 

プリモは4種類からなるパスタとリゾットの中から2品のチョイスとなります。

この夜のプリモは「ホタルイカと豆苗のアーリオ・オーリオ “スパゲッティーニ”」、「ホワイトアスパラのカルボナーラ “タリアテッレ”」、「イイダコのラグー “ガルガネッリ”」、「仔羊とラディッキオのリゾット」の4種類。

 

ぼくたちがチョイスしたのは、「ホワイトアスパラのカルボナーラ “タリアテッレ”」と「イイダコのラグー “ガルガネッリ”」。

 

まずはホワイトアスパラのカルボナーラです。

程よく腰があり風味の良いタリアテッレに絡むソースは滋味に富んでいますが、いたずらに濃厚さを追うのではなくサラリとこちらも程よい頃合いに仕上げられています。個人的にはくど過ぎるカルボナーラがあまり得意ではないので、この頃合いは気に入りました。ただし塩味はやや強めです。

 

プリモの2皿目、セコンドとドルチェはまた明日のブログにて!!