四谷 後楽寿司 やす秀(やすみつ)

LifeTeria blog ブログ 後楽寿司 やす秀

楽天から鳴り物入りで発売になった電子ブックリーダー「kobo Touch」ですが、ユーザーからは「アクティベーションできない」、「電子書籍が正常に表示されない」などの不具合報告が相次いでいるようです。


「電子書籍が正常に表示されない」と言った不具合については、楽天の役員から「日本語特有の問題」との説明がありましたが、日本で売る電子書籍リーダーなのに、日本語だとウマく表示できないと言うのはいかがなものでしょうか。

楽天では英語が公用語なので、日本語での検証作業がおろそかになったという面もあったのかもしれません(楽天側は否定)。


そう言えば。英語が得意すぎるオレ(嘘)、こんな記事見つけてきましたよ。


She's electric: Japanese robot bar tempts customers with giant, scantily clad dancing robots - controlled by REAL women


そう、このブログとかこのブログとかで採り上げた歌舞伎町の「ロボットレストラン」、遠く海を越えたイギリスでも話題になっています。

記事が「Science」にカテゴリ分けされているのはどうかと思いますが(笑)。


なになに?

The new restaurant advertised that it cost 10 billion yen - £83 million - to open」

ほらほら、イギリス人、マジで信じちゃってるじゃん。


「A flat fee of 3000 Yen - £25 - allows entry to the robot show and a drink.Sushi is also served - although local reviewers say that it's difficult to ignore the hour-long 'show'」


ふーん寿司も出るんだね。

寿司か。

寿司と言えば…。

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い、水曜日の夜もLifeTeriaブログの時間です。


今夜はわけあって神楽坂へ。

用事を終えてからどこかウマいものでも食べに行こうかと思い立ち、青山の「ラス」、「レストラン タニ」という最近人気のあるフレンチレストランに電話を入れるも、当然のように両店ともに満席。神楽坂から近いとこ…そうだ、四谷で行ってみたい鮨屋があったんだ、と思い出し向かったのは「後楽寿司 やす秀」。

「やす秀」は「やすひで」ではなくて「やすみつ」と読むそうです。


もともと先代が開いた「後楽寿司」を修業先から戻った二代目が引き継いだのがこのお店。

店舗の造作も昨年秋に改装して、白木のカウンターにタネ箱という格調高く高級感のある設えの店舗に生まれ変わりました。

しかしうれしいのはお値段。店舗の雰囲気は高級鮨店のそれと遜色ないにもかかわらず、お値段は街場の鮨店並み。

なんと1,570円という激安のメニューがあります。

…安いのはうれしいのですが、あまりに安過ぎると若干不安になりますね。だいじょうぶでしょうか?

今夜ぼくたちが選んだのは「後楽」というコースで握りと巻物で3,670円のもの。


 ・コチ昆布〆め

 ・烏賊

 ・鯵

 ・鮪

 ・鮪トロ

 ・新子(小肌)

 ・穴子

 ・いくら軍艦

 ・海水雲丹

 ・干瓢巻き


夏の時期の白身なら鱸などもおいしいですが、今夜は珍しい「コチ」を昆布〆めで。程よい弾力が良いですね。

酢飯は爽やかな酸味を感じさせ、それほど強い印象は受けませんが酢と塩のバランスは良いと感じました。そして、この価格帯でも本山葵を使ってくれるのは嬉しいものですね。


鮪は赤身とトロ。赤身の部位も値段を考えれば上等なものですが、トロはなかなか良い部位を提供しています。

そして今年最初の新子(しんこ)。小肌のこどもですね。新子について「寿司政のシンコを食わないと私の夏が終わらない」(「寿司政」は九段の名店)という名文句を残したのは直木賞作家の故・山口瞳氏ですが、やはり新子が出てくると夏が来た感じがして良いものです。

程よい大きさの新子を二枚付けで。新子にしては身のシットリ感もありましたが、ぼくはもっと強めに〆めた方が好み。小肌らしいと言えばそれまでですが、やや生臭さも感じます。

 

穴子は鮨の中でも特に好きなもののひとつなので期待してしまったんですが、炙り戻すときの火が強いのかやや固く、パサついた食感だったのが少々残念でした。


全般的に価格帯を考えるとタネ質も良く、店舗の雰囲気も良く、コストパフォーマンスは非常に良いと思いますが、握りの技量的には価格帯相応と感じました。ただし、今夜握ってくれたのは先代のご主人だったので、このあたりは次回、二代目が握ったものを頂いてから判断したいと思います。


サービス陣は女性お二人、おそらくはご家族の方かとお見受けしましたが、まず握りのひとつ目、コチが握られた段階で、まだお茶もおしぼりも用意されておらず、サービスとしては残念ながらレベルがどうこう言える段階ではなかったのはとても残念。


いろいろ細々したことを書いてしまいましたが、二代目は修業先での経験を活かして志高くいろいろチャレンジしているようなので、今後楽しみなお店ではあります。

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・店名   後楽寿司 やす秀(やすみつ)

・住所   東京都三栄町7-4

・電話   03-3351-3440

・備考   日曜日定休。四谷には別の「後楽寿司」もありますのでご注意を。

・オススメ ☆★★★★(1点:お好きな方はぜひ!)

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