6月6日ですね。
6月6日の6時に生まれたのが悪魔の子ダミアンですが、レオナルド博士が生まれたのも6月6日。
はい、LifeTeriaブログの時間です。
今日から先日買ったMacBookでこのブログを書いています。
画面も明るいし、作動音も静かだし、快適です。アルミのボディのソリッドなたたずまい、見ているだけで満足感があります。
もう、それだけでカッコいいブログが書けそうなんですが、書いていることがダミアンとかレオナルド博士じゃねえ。ハハハ。
では今日は少し高尚なことを書きましょうかね。
女性の多くがアクセサリーや洋服を好きなように、男性の多くはメカメカしいものが好きだと思います。
何を隠そうぼくも大のクルマ好き。
街にとまっているクルマやバイク、ついついチェックしちゃいます。
先日家の近所で見かけた写真のバイク。何か、写真を撮るほどの珍しいバイク?それとも高価なバイク?
いえ、そうではなくて、ヤマハのSRという、ポピュラーなどこにでもあるバイクです。
目にとまったのは、エグゾーストパイプ。エンジンから出ている排気管ですね。
実にキレイな色だと思いませんか?
これは、別に色を塗ったからこんな色になっているわけではなく、金属の表面が熱で酸化することによって皮膜ができているからなんです。
高価なチタン製のエグゾーストパイプでもこのような色が出ますが、表面の質感からスチールと推測すると、だいたい表面温度が200℃から300℃の時にこのようなきれいな色が現われるはずです。
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230℃でFe4O3はやや褐色がかった黄色に見える。これをストローイエローという。日本では藁色である。(中略)
さらに熱し続けるとどうなるか?240℃を超すとストローイエローの黄味がにごって黄褐色に変わってくる。あまり美しい色ではない。その状態がしばらく続くが260℃を超えると褐色が何となく紫色へと入れ替わり始める。紫はどんどん強くなり、やがて270℃で鉄は見るもあやしいトワイライトパープルに染まる。
さらに加熱してみる。280℃。紫色は燃えるようなまっ青に変わる。鉄の表面が磨いてあるとき、それは透き通るような本物の青である。だからこれをファイアブルーなどと呼ぶ。
ファイアブルーが現われるのは正確に280℃から285℃の間だけである。それをわずかにでも超えるとたちまち青はにごって紺碧になり、290℃でちょっと緑がかった水色に薄まり、300℃ではほとんど白色に戻ってしまう。(中略)
ぶっ飛ばしてガレージに帰ってくるとマフラーが焼けている。それを見ながら「ああここは今日285℃まで上がったんだな。ここは300℃を超えたんだな」と想像したものだ。(福野礼一郎著「超 クルマはかくして作られる」より)
ね、神秘的だと思いませんか?
え、思わない?…そうですか。
でも、子どもたちに教科書の勉強だけじゃなくて、こういう実験を見せてあげたら、もっともっと理科が好きな子どもが増えると思うんですけどね。
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