この日は仕事帰りにちょっとした打合せも兼ねて東京駅近辺で友人たちと夕食を頂くことにしたのでした。
現在、東京駅の日本橋口前に位置する大手町二丁目常盤橋街区では「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」と名付けられた再開発プロジェクトが推進中で、日本一の高さを誇る地上63階建て高さ390mの「Torch Tower」の建設計画が発表され先日話題になりました。
この日は同じ「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」のエリアに2021年に竣工した「常盤橋タワー」を初訪問。
こちらは「Torch Tower」より小ぶりですが、それでも地上40階建て高さ210mと言う威容を誇ります。
そして訪れたお店がこちら。「BRIANZA TOKYO(ブリアンツァ トウキョウ)」。
奥野義幸シェフ率いる「la Brianza」がまだ麻布十番に在ったころ、友人たちが「la Brianza」のファンで、当時その料理の評判は良く耳にしていました。
そのようなわけで、一度は訪問したいと思っていたものの、こちらの「BRIANZA TOKYO」も含め「Brianza」グループのリストランテを訪問するのはこれが初めて。
この日は乾杯のドリンクが付いて5,000円(税込)と言う激安コースをチョイス。
しかし、東京駅のド真ん前、最新のランドマークのなかと言う立地で5,000円、しかも税込でドリンク1杯付き。
これ…安過ぎではないでしょうか。
安過ぎて逆に不安になります。
案内されたダイニングは天井が高く開放的でリゾートの遊び心が感じられるインテリア。そして窓からは東京駅のビル群の夜景。
なかなかステキ…なのですが、テーブルの上にはタッチパネル式のタブレット端末。
確かに某大手グルメサイトでは自ら「次世代ファミレス」と名乗っていますが、それにしても、ねえ(笑)。
友人たちが到着するまでタブレット端末をいじりながら、ますます不安感にさいなまれるのでした(笑)。
前菜はこちらから。
- シェフ厳選の生ハム
この上なくシンプルですが、その生ハムのクオリティはコースの前菜にふさわしいクオリティでした。
奇を衒うことなくストレートに素材勝負と言う意気込みが感じられます。
- 濃厚ブラータチーズとフルーツトマトのカプレーゼ
ブラータチーズも最近はすっかりお馴染みの食材になりましたが、このブラータチーズも前の皿の生ハム同様、なかなかのクオリティでした。ウマいですね。
ここまで頂いてようやく食前の不安感も払拭されて少し安心できました。
このコース、悪くないかもよ?
前菜の3皿めは温かい料理。
- トリュフと卵のオーブン焼き
こちらは奥野義幸シェフのスペシャリテとなるひと皿。
この価格帯のコースにもスペシャリテ、しかもトリュフを使ったひと皿を組み込んでくれるのはうれしいですね。
パスタはバジルを使ったスパゲティとボロネーゼのペンネ、2種類から選ぶことができます。
ぼくのチョイスはこちら。
- マンマ直伝バジルペーストのスパゲッティ
「BRIANZA TOKYO」、ランチタイムのカジュアルなコースのパスタもウマいと聞いていたのでちょっと楽しみだったのですが、期待にたがわずこのパスタも良かった。
艶やかでハリの有るスパゲティの食感、香り高いバジルペースト、BRIANZAの名に恥じない上質さでした。
「BRIANZA TOKYO」のコンセプトは「炭火焼ラテンイタリアン」。
セコンドは「真鯛のジョスパー焼き」と「岩中豚の炭火焼」と2種類の炭火焼の料理から選ぶことができます。
- 岩中豚の炭火焼き
どちらも魅力的ですがこの夜は岩中豚をチョイスしてみました。
シンプルですが岩中豚の旨味と「火」の力強さが感じられるぼく好みのセコンド。
- ティラミス
コースにはドルチェも含まれています。
さすがにカフェ類は別料金でしたが、いや、すばらしいコストパフォーマンスではないでしょうか。
食前の心配は杞憂に終わりました。
ご覧いただく通り、ポーションは控えめ。ぼくたちのようなガッツリ系大好き男子ですと、その点で少し物足りなさを感じることは有るかもしれませんが、このお店を訪問するほとんどのかたは満足できるボリューム感だと思います。
良い意味で予想を裏切られる、驚きのコストパフォーマンスに大満足。
東京駅界隈でカジュアルだけど本格的なイタリアンが食べたいときにオススメできます。
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・店名 BRIANZA TOKYO(ブリアンツァ トウキョウ)
・住所 東京都千代田区大手町2-6-4
常盤橋タワー 2階
・電話 03-6262-7862
・備考 特になし。
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