緊急事態宣言も解除されたのでひさしぶりに外で夕飯を食べてから帰宅することにしたのです。
途中下車したのは麻布十番。
緊急事態宣言は解除されたものの、ひと通りは少なくちょっと活気が無い麻布十番です。
この日は緊急事態宣言発令前に見つけてちょっと気になっていたお店を訪問することに。
それがこちら。
老舗焼肉レストランの「三幸園」のご近所にある「麺Cuisine麻布邸」。
ウェブサイトの説明に「麺Cuisine麻布邸は、『パスタ』のようにおしゃれでなく、『ラーメン』のように様々な変化にはどこか乏しく、『おそば』よりもダイエットに不向きと勘違いされている『うどん』にフォーカスし、うどんの新しい可能性を提案するCuisineです」とある通り、新しいスタイルの「うどん」屋さんでございます。
グラウンドレベルから少し下がった半地下の店内はカフェっぽい印象。
明るく清潔感のあるインテリアですが、白色のLED光が妙に目立ち、あまり寛げる雰囲気ではありません。
この日頂いたうどんはこちら。
- 温玉牛すじうどん(1,155円・税込)
まずはうどん。
細めの麺は糖質を一般的なうどんに比べ50%減少させているそうです。
前に、うどんではないのですが糖質OFFの麺を口にする機会がありまして、その麺が材料のせいかはたまた製法のせいか、コシが無く風味に乏しいものでがっかりした記憶があります。
その点こちらのうどんは普通のうどんに近い食感で食べられますので、第一印象は悪くはありません。
ただし、麺のほどけが悪く、またうどんらしい弾力感に乏しく、やはり普通のうどんと比べると食感の面ではやや不利な印象を受けます。
出汁もきりりとした味わいで悪くはないのですが、どうせ味わいの強い牛すじの煮込みと合わせるならもう少し下世話な感じに仕立ててもおもしろいかもしれません。
あと、これは好みの問題ですが、個人的には「わかめ」って意外に主張の強い食材だと思っていますので、むしろ無い方がスッキリするような気がします。
うどんに加えてもうひと品。
- 薬膳カレー丼(605円・税込)
炭水化物摂りすぎのような気もしますが、十六穀米なのでちょっと罪悪感も軽め(笑)。
カレーは「うどん屋さんのカレーうどん」的な出汁カレーを想像していたのですが、思いのほかスパイシーでこれはこれでおもしろいですね。
麻布十番としてはお値段もお手頃、オシャレな雰囲気でオシャレなうどんを、と言う趣向は良いと思うのですが、もう少しディープな、印象に残るようなポイントが欲しいところではあります。
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・店名 麺Cuisine麻布邸
・住所 東京都港区麻布十番1-9-9
柴崎ビル 1階
・電話 03-6441-0351
・備考 特になし。
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