今夜はひさしぶりに麻布十番へ。
ストロベリームーンは昨日でしたが、今宵も大きな月が煌々と輝き、すこし風は湿っぽいものの気温は肌にここちよく散歩にはちょうどよい夜です。
昨夜はちょっとした夢を見ていたようで、その夢と言うのが、なぜか「麻布 宮川」に鰻を食べに行くと言うものだったのです。
起床して夢を思い出し、自分の食いしん坊ぶりにおかしくなってしまったのですが、せっかくなので夢のお告げにしたがって(笑)、「麻布宮川」を訪問したと言うわけなのです。
「麻布 宮川」はもともとは麻布十番商店街で営業していた老舗の鰻料理店。
2006年に六本木の明治屋の近くのビルの2階に移転したのですが、3年ほど前にふたたび麻布に戻りました。
現在の店舗は網代(あみしろ)公園の近く、グルメなかたなら「鳳仙花」や「とらくまもぐら」の近くと聞けば、ああ、あのあたりね、とおわかりになるかもしれません。
実は麻布に戻ってからの「麻布 宮川」(妙な書きかたですが)を訪問するのはこれが初めて。
「麻布 宮川」はやはり麻布にあったほうがしっくりきます。
まずは前菜代わりにこちら。
- 玉子焼(750円)
玉子焼きと言うのはけっこう個々人で好みが別れる料理かもしれません。
家庭料理でこどもの頃から馴染みのある味わいゆえ、その家々の味わいが自分のスタンダードになっていますからね。
「麻布 宮川」の玉子焼きはほんのり甘さが勝ったやさしい味わい。ほっとする味わいですね。
醤油を使わずにこのやわらかい甘さを味わうのも良いものです。
夢のなかでは鰻を食べに「麻布 宮川」に向かったのですが、「麻布 宮川」と言えばこいつも忘れちゃいけません。
- やきとり重(きじ焼重)(1,400円)
かつては「きじ焼重」が正式名称だったと記憶しているのですが、いまは「やきとり重」が正式な名称のようですね。オールドファンのために「(きじ焼重)」と往年の名称も添えられています。
ご飯が見えないくらいぎっしりと敷き詰められた「きじ焼き」の鶏肉。このボリュームが良いですね。
まずはそのままひとくち。
そして次は香り良い山椒を軽くまとわせて。
この鶏肉の味わいが実にご飯に合いますね。
その味わいは、程が良い、とでも言ったら良いでしょうか、辛すぎず甘すぎずの絶妙感。
クドく、自己主張が過ぎる味わいの料理に辟易した舌に沁み入るような滋味深い味わいです。
ひさしぶりに頂いた「やきとり重(きじ焼重)」に大満足。
次回こそは鰻。かな?
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・店名 麻布 宮川
・住所 東京都港区麻布十番3-3-9
コムズ麻布十番 1階
・電話 03-3457-8844
・備考 20時半ラストオーダです。
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