アライさんドジっこですね。
今日のアライさん pic.twitter.com/6XRHhkmvYT
— D (@D9999) 2017年4月8日
さ、今日はこんなネタから。
毎年この時期になると新入社員向けのビジネスマナー指南的な記事がウェブに溢れまして、ぼくもヒマなものでちょいちょいとそんな記事をつまみ読みしたりするのですが、もう、書いてあることがいちいちくだらないのね。
呑めなくてもビールで乾杯しろ、とか、乾杯の際は自分のグラスを相手のグラスより下に、とか、ね。
で、冒頭の記事なんですけど。
デートと残業どっちを優先させるべきか?と言う問いにライフネット生命の出口治明会長が答えると言うもので、そりゃ、そう言うエラいひとなら「残業を優先。若いうちは多少の苦労はしておくべき」と言うでしょ?と思って読み始めたのですが、見事に予想を裏切られました。
出口会長曰く「僕に言わせれば100%、デートに決まっています。比較するのもおこがましい」とのこと。
「人生とは、3割の時間を使ってお金を稼ぎ、そのお金で食べて、寝て、遊んで、子育てをすること」(出口治明著 「『働き方』の教科書」より)であり、人生でたいせつにすべきなのは、仕事以外の3分の2の時間を一緒に過ごすパートナーや友人たちである、と言うことなんですね。
ぼくはこの論に120%同意ですね。
もちろん仕事には一生懸命取組むべきですけど、仕事は仕事以外の残りの人生を豊かにするための営為であると思うのですよね。
はい、それでは月曜日のLifeTeriaブログの時間です。
先週台北から帰還してあまりの日本の寒さに体調を崩し、楽しみにしていた花見をふたつもキャンセルしてしまいまして。
「歳を取ることはけっして恥ずかしいことじゃない」と言ったのはジョージ・フォアマンですが、フォアマンのような超人でもない限り、歳を取ると体力も落ちていろいろガタが来るものです。
風邪をひいても熱があっても、たいていは食欲だけは旺盛なのですが、今回に限ってはその食欲すらなく、この日も仕事帰りに夕飯を食べるか食べまいか逡巡しつつ銀座の街を歩いていたのです。
あまり食欲はないけど、うん、カレーくらいならイケるかな。
そうだ、カレーと言えば前からいちど行ってみたかったあそこ。
向かったのは歌舞伎座の裏手、その昔は「木挽町」と呼ばれたあたりの一角にある「樹の花」。
1979年オープンの老舗カフェです。
この「樹の花」には有名なエピソードがあって、なんでも1979年の夏、開店から数えてわずか4日目、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻がふらりと来店したそうで。
店内はその当時から大きくレイアウトも変わっていないようで、夫妻が座ったテーブルもちゃんと残されています。
ラタトゥイユとマフィンのセットなんてのもウマそうですけど、この日はカレーと決めていたのでカレーをチョイス。
カレーは2種類で、「定番カレー」が「豆と野菜のカレー」。
「本日の特製カレー」は「スパイシー・チキンカレー」。
どちらも惹かれますが…。こちらにしましょう。
・スパイシー・チキンカレー(1,100円)
・季節のミニサラダ・珈琲 (500円)
このカレー、とても良いですね。
辛さ自体はそれほどホットではありませんが、絶妙なスパイス感はカフェで頂くカレーとは思えないくらいの、意外なほどの本格派。
主張があるのに、具材の味わいを邪魔せず、その風味をしっかりと引出しているグッドバランスです。
食後に頂いたコーヒーも芳醇な香りに雑味の少ないスッキリとしたテイストで上等。
銀座の老舗カフェらしい落着いた雰囲気も心地良いですし、頂いたカレーやコーヒーから伝わる丁寧な仕事ぶりに好感が持てる良いカフェでした。
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・店名 樹の花
・住所 東京都中央区銀座4-13-1 2階
・電話 03-3543-5280
・備考 閉店は20時。
・オススメ ☆☆☆★★
(3点:けっこうオススメ!)
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