東麻布 ラ・リューン(前編)

LifeTeria blog ブログ ラ・リューン

そう言えば節分です。

恵方巻き、はやってますね。

はやっているというよりか、すっかり定着していますよね。


かくいうわたくし、恵方巻き食べたことありません。

だってあれ関東の風習じゃないし。

 

恵方巻き、関西発祥ということをご存知の方は多いと思いますが、当の関西だって、「1955年(昭和30年)頃、『元祖たこ昌』代表取締役・山路昌彦が当時行っていた海苔販売の促進活動の一環として恵方巻を考案」(Wikipediaより)ってなもんで、戦後に「あーもっと海苔売れて儲からんかなー」って感じで考え出したものなんですよね。

 

それをここ数年、小売り業界が「商業的に売り上げの落ちる1月後半から2月初旬の販売イベントとして、主にコンビニエンスストアを中心とし、スーパーマーケットなどの店舗において各地で(恵方巻きのプロモーションを)展開」(Wikipediaより)している結果がこの流行なんですよね。

 

まあなんでもこのテのイベントは、参加しちゃえばそれはそれで楽しいのかもしれませんが、へそ曲がりなもので、どうにも商業臭プンプンのイベントには乗れません。

 

あ、そうそう。これはナイショなんだけど、この恵方巻きの起源、諸説あるものの、ちょっとエッチな説もあるんだよん。先ほどまでその由来がWikipediaに記載されていましたが、いま確認したら削除されていました。ま、つまり船場の旦那衆が遊女にさせた遊び、ということらしいですね。

 

はい、金曜日の夜もLifeTeriaブログの時間です。

 

昨年の3月10日、つまり震災前夜に訪問して以来、久しぶりの訪問となりました。

今夜の夕飯は東麻布のフレンチの名店「ラ リューン」。


前菜、スープ、メインディッシュ、デセールで4,725円のお得なコース。

前菜2皿、メインディッシュ、デセールで6,090円のコース。

そしてお任せで8,400円のコースがありますが、おいしそうな前菜のメニューがたくさんあり、一種類に絞れなかったので、前菜2種の6,090円のコースをセレクトしました。

 

テーブルの上の飾り皿にはネコヤナギ。ガラス窓の向こうは真冬ですが、一足先に春の雰囲気ですね。


 ・アミューズ 安納芋

 ・前菜    雲丹と人参のソルベ 茄子の煮浸し コンソメジュレがけ ライム風味

 ・前菜    帆立貝のポワレ 旬の白菜のサラダ ダージリン風味

 

アミューズは土に見立てたパウダー状の牛蒡にひとくちサイズの安納芋を埋めて。

野菜にも一家言持つ永田シェフらしいアミューズでスタート。

 

前菜の一皿めは雲丹と人参をソルベ仕立てで。通常は雲丹と南瓜の組合せということですが、今夜は食材の関係か、人参で。

茄子を仕込ませたソルベの上に掛かっているのは…。鮮やかな深紅に輝くコンソメジュレ。ビーツの色なんだそうです。これにライムの風味を効かせて爽やかに。うん、おいしい。でももう少し暖かい季節の方が似合う前菜ですね。

 

もう一皿の前菜は帆立貝をポワレに。ソースは柑橘のソース、そしてエスプーマ状にした白菜のソース。フレンチで白菜、あまり記憶にありませんが、確かにこの季節の白菜、甘味が増しておいしいですからね。貝類の持つ甘さ、野菜の持つ甘さ、二つの甘さが溶けあい優しいハーモニーを醸し出す一皿でした。

 

相変わらずのハイレベルな料理の数々、上々のディナーの滑り出しです。

 

メインディッシュとデセールはまた明日!