EMO牛&豚しゃぶ忘年会

LifeTeria blog ブログ EMO牛

実はいわゆる牛丼チェーンってほとんど行ったことないんです。

いや、別に食通ぶっているわけじゃないんですけど、ちょっとあの人工的な香りが苦手で敬遠気味なんです。

しかし、昨夜は珍しく、仕事関係の忘年会のあとで寄ってみました、「吉野家」。

なんでかといいますと、「焼味豚丼 十勝仕立て」を食べるためです。

 

一応これでも北海道民歴8年、北海道の味を愛する気持ちはネイティブ北海道民並みと自負していますので、北海道に関する食にはちょっと敏感になってしまいます。

 

帯広に行ったことがある方ならば、「ぱんちょう」などといった有名店で豚丼を食べたことがあるというひとも多いかと思います。厚切りの豚ロースに甘辛のタレをつけて備長炭でちょっと焦げ目が付くくらいに香ばしく焼き上げて熱々の白いご飯にのせた豚丼。ウマいんですよねえ。

 

そこで「吉野家」の豚丼ですよ。「十勝仕立て」と書かれているからには、あの香ばしい豚丼を再現してくれているはず…。

そんな淡い期待を胸にカウンターに陣取り、目の前に置かれた豚丼を眺めると…。

あれ?これが豚丼?うすーいうすーい細切れの肉、一応、「焼いた」と書かれていますが、焼いたのか煮たのかも判然としない豚肉がちょろちょろっとご飯の上に。

なんだこれ?

気を取り直してひとくち。

 

うわーーーーーーー。

あまーーーーーーーいっ!

 

なにこれ?

おそらく砂糖だけじゃない代替糖類もまざったベタベタに甘ったるいタレがご飯にじゃぶじゃぶにかかっていて、珍しくご飯を残してしまいました。

貧乏性かつ食いしん坊なので、ご飯を残すことってほぼあり得ないんですけど。これだけはどうしても食べきれませんでした。

 

もし「吉野家」の「焼味豚丼 十勝仕立て」を食べたという方がいらっしゃいましたら、北海道民に代わって弁明させてほしいんですが、間違っても帯広豚丼、あんなヘンな食べ物じゃありませんから。安易な気持ちで「北海道」とか「十勝」なんてネーミングしないでほしいものです。

みなさんだって、遠く外国を旅行していて、ジャパーニーズテンプラ、と言われてケチャップがかかったベチャベチャの衣のフライが出てきたら、これ、テンプラじゃないよ!って弁解したくなるでしょ?そんな感じです。

あれはヒドいなあ。

 

はい、気を取り直して火曜日の夜のLifeTeriaブログです。

 

今夜は友人であり食品流通のコンサルタント会社を経営されている滝さん主催の忘年会兼しゃぶしゃぶ会が銀座で開催されまして、ぼくもこの会に参加させて頂きました。


今回は豚しゃぶをメインに、滝さんの会社と取引のある有田牧畜産業の「EMO牛(エモー牛)」の肉寿司、蒸篭蒸しなどもコースに織りまぜてのスペシャルコースでした。

「EMO」とは「Earth Medicine 0(ゼロ)」からのネーミングだそうで、こちらの畜産会社では肥育の際の飼料に自然農法のものを使うなどおいしく安全な牛肉を生産するため工夫をされているそうです。

キレイにサシが入った「EMO牛」、おいしそうでしょ?

食べてみたら…うん、ウマい!黒毛和牛らしい上質な味わいに大満足。

 

主催の滝さん、ありがとうございました。