中目黒 スゥリル(前編)

9位 友達が太った

え?

え?

さ、今日はこんなネタから。


ひたすら「いいね!」ボタンを連打し続けてくれる指型ロボット「Lonely Sculpture」


ぼくの友人にイケメン広告マンがいるのです。仮にSさんとしましょう。

このSさんがですね、とにかくFacebookの「いいね!」ボタンを押すのが早いのです。

朝でも、昼でも、夜でも、深夜丑三つ時でも、とにかく誰かがポストすれば3秒後に「いいね!」。


ぼくたちの間では、いったいSさんはいつ寝ているのか。四六時中どうやってFacebookの画面を監視しているのか。実は「いいね!」ボタンを押すためだけにアルバイトを雇っているのではないか?そんなことがネタになるくらいの素早さなのです。


でもこの「ロボット」を見て、その秘密がわかりました(笑)

はい、それでは月曜日のLifeTeriaブログの時間です。

平日だと言うのに、中目黒駅を降りると改札付近はたいへんな雑踏なのです。

そうなのです、中目黒ではこの冬から始まったイルミネーションイベント「青の洞窟」が開催中。

ひとの群れはイルミネーションが施されている目黒川界隈へと続いて川沿いは大混雑。

 

しかしぼくたちは眩しい青色のイルミネーションや、そのイルミネーションを鑑賞しながらそぞろ歩くカップルたちには眼もくれず足早に雑踏をかき分け進むのです。

 

なぜならこの夜はぼくの大好きなフレンチレストラン「スゥリル」でディナーを楽しむ予定だったのです。

 

この夜用意されていたコースは7,500円の「Menu Dinner」と10,000円の「Menu Special」の2種類。

前者の肉料理は蝦夷鹿、和牛、仔羊の3種類からのチョイス。

後者の肉料理は蝦夷鹿、青首鴨の2種類のチョイス。

この日はひさしぶりに仔羊を食べたかったので、「Menu Dinner」を選んでみました。

 

・スゥリル定番のお突きだし

・鯖のグリル、焼き茄子のタルタル、伏見唐辛子のコンディモン

・里芋のブランマンジェとオマール海老、菊芋のクリーム

 

アミューズはオレンジカリフラワーのブランマンジェ仕立てと九条葱と釜揚げしらすを使った米粉のケークサレ。

オレンジカリフラワーのやさしい甘さを引き締めるのは自家製のいくらの塩辛さ。この塩辛さと、和風の食材を使ったケークサレの香ばしさが食欲を刺激しますね。

 

前菜の一品目はあっさりと炙ることでレア感を活かしつつ脂の香ばしさをまとわせた鯖。タルタル状の焼き茄子がおもしろいですね。思った以上に濃厚な茄子の味わいが印象的。

 

前菜の二品目はオマール海老や帆立貝、雲丹といった海の幸をふんだんに使った美しいひと皿。

オマール海老とそのコンソメジュレを使った前菜は「スゥリル」の湯澤貴博シェフのスペシャリテ。この夜に組合わされていた食材は里芋と菊芋。

グラスの最下層には里芋、真ん中の層にオマール海老と帆立貝のコンソメジュレ、上の層には菊芋を使い、さらにその上には雲丹と紫蘇をあしらっています。

それぞれの層を崩し過ぎないように気をつけながら底からすくってひと口。

うん、確かに里芋の力強い味わいを感じますが、泥臭さはありません。里芋や菊芋が、オマール海老などの華やかな食材に負けない洗練されたテイストに仕上げられています。

非常に美味でした。


すばらしい前菜に、魚料理と肉料理への期待が高まります。

明日のブログでは後半の料理をご紹介致します!