中目黒 スゥリル(前編)

こっち見んな(笑)。

さ、今日はこんなネタから。

 

20代から始める バラ色老後のデザイン術

 月に1万円以上使うなら「お金がかかる趣味」

 

ウェブ版の日本経済新聞に掲載されているこの記事、インターネットで話題になっていますね。

えーと要約するとですね。

 

・月に1万円以上のコストが発生する趣味は「お金がかかる趣味」である。

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【「お金がかかる趣味」の例】

コミック、アニメーション、ゲーム、芸能人・アイドル、観劇(映画)、音楽鑑賞(コンサート)、ITガジェット、自作PC、AV機器、車やバイク、旅行(国内・海外)、グルメ、ファッション、カメラ、鉄道ファン、コレクター(骨董等)、ギャンブル、タバコや酒。

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・「お金がかかる趣味」は多くても2個までとする。

・「お金がかからない趣味」はいくつか持っておくといい。

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【「比較的お金がかからない趣味」の例】

ネットブラウジング、SNS、カラオケ、友人とお茶飲み話、美術鑑賞、散歩・街歩き、歴史マニア、純文学ファン、美術創作(絵画や作陶など)、俳句や詩を書く、スポーツ(自分でする場合と観戦する場合)、ペットを飼う

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いや、正論。はいそれ正解。

でもね、なんか嫌なのよこの記事。だいたいにしてさ、この記事「20代から始める バラ色老後のデザイン術」ってなんだよそのタイトル。

 

20代からそんなこと考えてんじゃねーよ。あーヤダヤダそういうの。

だいたいにしてオマエ「バラ色の老後」って言ったって、もしかしたら明日死んじゃうかもしれないんだぜ?


若いうちはお金を遣って経験を積んだほうがいいと思いますよ。

旅行だっていいし、スポーツに打ち込むのもいいでしょうし、ウマいメシを喰うのだっていい経験だと思います。そういうのって、きっとあとから振り返ってかけがえのない想い出になると思うのですよ。


ところで月に1万円超えたら「お金がかかる趣味」なの?

オレからしたらそれって健全な趣味だな、って思っちゃうんですけど(笑)。


あと、「比較的お金がかからない趣味」に「友人とお茶飲み話」ってあるけど、それって趣味なのか(笑)?ただのヒマつぶしじゃねーのソレ(笑)。


はい、それでは水曜日のLifeTeriaブログの時間です。

月曜日のディナーはぼくの大好きなフレンチレストラン、中目黒の「スゥリル」へ。

3月末、桜の季節の訪問に続きことし2回目の「スゥリル」です。

 

この夜は9,000円の「Menu Special」をチョイス。食材と調理法はシェフのおまかせとなります。

 

・本日のお突きだし

・ごま鯖、鰯、秋刀魚のマリネとお米のサラダ

・枝豆のムースと蚫、雲丹、オマール海老とコンソメジュレ、花穂紫蘇の香りを添えて

・キャラメリゼした鰻とフォアグラコンフィのプレッセ、マンゴーを添えて

 

本日のアミューズはとうもろこしのクレームブリュレと米粉のケークサレ。ケークサレには九条葱としらすを使い和のテイストをまとわせています。


この夜の前菜は3皿の構成でした。

 

まずはまるで鮨に見立てたようなお米のサラダ。ここが鮨屋であれば「完璧な〆め具合」と評したくなるような「仕事」がされた鯖と鰯、そして秋刀魚。いずれも癖の強い魚ではありますが、すばらしく爽やかな風味。そしてパラリと振られた塩の存在感が実にいいんですね。


続いては湯澤貴博シェフのスペシャリテでもある魚介類とコンソメジュレの前菜。

湯澤シェフが表参道にあった「アンフォール」に在籍していた頃から手掛けている、アヴォカドとオマール海老とそのコンソメジュレを使ったカクテル、これがぼくの大好物なのですが、今夜の前菜はその「進化形」でしょうか。

新潟県産の黒崎茶豆を使ったムースに蒸し蚫と雲丹。そしてオマール海老も。魚介類の旨味をたたえた黄金色に輝くジュレに、今夜はアクセントとして花穂紫蘇を添えて。

美しく、そして海からの恵みが凝縮したかのような充実感。ぼくはいつもこの前菜をお代わりしたくなってしまうのです(笑)。


前菜の最後は鰻とフォアグラのプレッセ。

キャラメリゼされた鰻は「蒲焼き」のイメージですね。香ばしい鰻とフォアグラの舌触り。うん、このコンビネーションはステキですね。そしてサマートリュフが豪華な印象を添えています。


すばらしい前菜に大満足。ですが、夜はまだまだこれから。

魚料理と肉料理、デセールはまた明日のブログにてお伝えしたいと思います。